お問い合わせの件

日本みつばち comments(0) - ねこ山

「購入した蜂蜜のフタが膨らんでいるし、少し泡が浮いている。」

とご連絡を頂きました。

ご心配おかけ致しまして申し訳ありません。

 

日本ミツバチのハチミツは、西洋みつばちのハチミツと違って糖度が少し低めです。

そして、当園ではせっかくのハチミツの栄養を保つために

ハチミツに一切加熱処理などしておりませんので、

瓶詰めしたものによっては糖度が低く発酵してしまうものもあるかもしれません。

蜂蜜には酵母菌がふくまれているのですが、

糖度が高いと酵母の活動を押さえる事ができるんです。

糖度にはくれぐれも気をつけているのですが、

去年の9月の瓶詰めの物(賞味期限2020年9月)に低い物があるかもしれません。

 

ハチミツが発酵し、それを食しても健康には支障をきたしません。

私どもは試しにそれらを自ら食して実証してます。(←過去の記事あり)

あえて発酵させてから食べると言う方もいるとも聞きますが、

それを推奨するわけではありません。

 

ジャム作りと違ってハチミツの世界は安定しません。そこが私の悩みどころです。

同じ日にち同じ群れから採取したハチミツでも

右は結晶してしまったもの左は結晶してないもの。

こんな違いがでたりします。

ましてや、同じ日に採取したものでも

群れによってハチミツの味や香りがまったく違います。

もちろん同じ群れでも季節によって味や香りがまったく別物になったりします。

どこでどの花のを採って来てほしいなんていう指示ができないし

このへんは、まったくもって自然任せにするしかないものでして・・・。

野の花や山の木々の花から花を飛び回り、命がけで集めてきてくれている蜂蜜です。

一生かかって集められる蜂蜜の量は1匹につきティースプーン1杯と言われます。

私もお客様に不安や不快感を与えないよう注意して販売しなければ。。。

ミツバチたちの親としてもミツバチ達が悲しまないように責任の重さを感じます。

 

なお、加熱してしまった方が、このようなご心配をおかけする事がないし

私としても楽なのですが、

あえて今後もこの日本ミツバチの蜂蜜の

せっかくの栄養を壊してしまう様な加熱処理は一切しません。

 

生きた蜂蜜をお届けできるように心がけております。

今後はご心配をおかけしないように糖度にはくれぐれも気をつけます。

ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。

 

海の見える小さなベリー園  園主 中山

 

 

 

 

 

 

おまえタヌキだな。

日本みつばち comments(0) - ねこ山

「はい!タヌキでございますぅ〜。」と、

 

相変わらず、二日に一度は顔を見せにきますよ。

しかも明るい時間にオドオドおびえる事も無くなり堂々とやってまいります。

少し小ぶりでうちのオスネコ並みのポンちゃんより少し大きい程度なので

まだ若い子だと思います。

 

さて、デジタル社会で仕事をしてきた私ですが、

パッドもスマホも携帯のメモ機能でもなんかしっくりこなくて

不便さを感じていたので、100均のノートを買って来て

改めての手書きのアナログに切り替えてみました。

私の「養蜂日誌」です。

とっても便利になりまして、自分にとって調べやすい記帳になりました。

ただいま17群もいるので、管理しきれてない部分があり、ここは落ち着いて

それぞれの群れを分析してみようと思ってます。

この群れはどこが出所で、あと何年女王様が元気でいる群れか?など。

 

今年新たに始まった群れでも天と地の差があるもので、

 

4月5日に捕獲したばかりで、せっかく新居を構えた女王様が

早くも新居を離れて再びの分蜂をしてしまった勢いのある群れがいたり

 

4月の12日に捕獲した群れでも

調子を崩し、崩壊も時間の問題と思われるこのような群れもいます。

 

観察はとてもよい勉強になります。

 

さて、

6段巣箱の6段目を超えて門の段に巣が伸びて底に達してしまいそうな群れから順に

下に箱を継ぎ足すために、上2段を取り外し採蜜しているのですが、

先日13日も今年の採蜜3回目を行いまして、

分蜂を4回以上も繰り返した群れからの採蜜ですから、当然、巣の中はスッカラカン。

このように1番上の段は、ほぼ空っぽです。

2番目の段の半分くらい残っている「ハチミツ」を頂くわけでして

巣ごと絞ることはせずに、3枚におろしたあと

時間をかけて垂れる「ハチミツ」のみを集めてます。

最後に残ったカスを絞ったハチミツは自宅用としてます。

栄養が一番あるかも。(^▽^;)

 

なので、この時期の採蜜では、

1群あたり2リットル程度しか取れません。まさに貴重です。

 

「日本ミツバチ」のハチミツを調べていると、

2年ごしハチミツという言葉をたまに聞きますが、何の事だろう?と疑問に思います。

分蜂をする群れは、必ずお腹いっぱいにハチミツを飲んで旅立つので

当然巣箱内のハチミツは少なくなります。

それも一番古い上の段のハチミツから消費して行くのではないかな?

疑問はまだまだ沢山ありますが、観察を重ねて

じっくりじっくり時間をかけて自分なりに考えてみようと思ってます。

 

今年は勉強会にも行ってみようかな。

 

 

 

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